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朝鮮会館で朝鮮創建60周年祝賀宴

各国大使、各界人士ら500余人参加

 朝鮮民主主義人民共和国創建60周年を慶祝する宴会が8日、東京都千代田区の朝鮮会館で行われた(写真)。

 総連中央の許宗萬責任副議長、各副議長、局長と関東地方の総連本部委員長、中央団体、事業体の幹部、同胞商工人らが参加した。

 また、日本の政界、経済界、言論界、文化界の著名な人士や、中国、ロシア、キューバなど40数カ国の駐日大使と大使館関係者、国際機構の代表、海外メディアの特派員ら500余人が参加した。

 宴会では許宗萬責任副議長があいさつをし、朝鮮は金正日総書記の指導のもとに建国60周年を契機に強力な政治・軍事力に依拠しながら経済と人民生活を向上させ、金日成主席生誕100周年を迎える2012年に社会主義強盛大国の大門を必ずや開くだろうと述べた。

 また、朝鮮半島を取り巻く情勢に言及、米国が「核申告書の検証」を口実に「テロ支援国」リストからの削除を約束の期日内に履行せず10.3合意を一方的に反故にすることによって、6者会談の進展に新たな障害をもたらしていると、米国を非難した。

 さらに、8月の朝・日政府間実務会談(中国・瀋陽)で、朝鮮側が拉致問題の再調査を開始すると同時に日本側が両国関係改善の雰囲気を醸成するために「制裁」解除を始めることで合意したことは歓迎すべきことだが、日本の政局の急変により、合意事項の履行が不透明になったことを遺憾に思うと述べた。

 許宗萬責任副議長は、参加者らがこれからも朝・日平壌宣言に沿って両国関係の改善と国交正常化の早期実現に尽力し、在日同胞の人権と生活権、民族教育をはじめとする諸般の権利を守るための総連の活動に変わらぬ支援をよせてくれるものと確信すると指摘した。

[朝鮮新報 2008.9.16]