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各地で建国60周年記念行事 日本人士と共に祝う

■北海道

約300人が参加した祝賀宴

 朝鮮創建60周年記念祝賀宴が11日、札幌市内のホテルで行われ、19人の北海道議会議員と20人の札幌市議会議員をはじめとする日本人士と同胞ら約300人が参加した。

 祝賀宴では、北海道朝鮮初中高級学校の教職員による合唱「人民共和国宣布の歌」「臨津江」に続き、生徒らの朝鮮舞踊などが披露された。

 続いて、総連北海道本部の朴鐘民委員長があいさつし、日朝連帯北海道民会議顧問で前衆議院議員の佐々木秀典氏、北海道議会の鰹谷忠副議長が祝辞を行った。

 集いに参加した日本人士らは、情勢が厳しい中でも北海道での日朝連帯の歴史を忘れることなく、引き続き在日朝鮮人の民族権利を守り国交正常化の早期実現のための運動の裾野を広げていこうと訴えた。

 これに先立つ6日、「朝鮮民主主義人民共和国創建60周年慶祝北海道同胞祝祭−9・9節The 60thアニバーサリー北海道トンポ祭り」が北海道初中高で行われ、活動家と同胞、生徒ら約450人が参加した。

 2部構成の集いでは、午前にスポーツフェスティバル、午後には同胞祝祭がそれぞれ行われた。スポーツフェスティバルでは、サッカーとソフトボール競技に朝青、青商会のメンバーらを中心にシニア世代の同胞らも多数参加。共に楽しいひと時を過ごした。

 同胞祝祭ではまず、朴鐘民委員長があいさつをし、祖国で強盛大国建設が進んでいるこんにちほど、祖国の人々と在日同胞の胸に未来に対する希望が満ちあふれている時はなかったと指摘し、朝鮮創建60周年を祝おうと述べた。

 また、祖国と共に栄光の道を歩んできた在日朝鮮人運動の歴史を胸に「トンポアイネット拡大21」100日間運動を成功裏にしめくくろうと訴えた。

 祝祭では、アボジと子どもたちが力と技を比べあうシルム大会などが行われたほか、さまざまな屋台と遊びのコーナーが設けられ祝賀の雰囲気を盛り上げた。

 祝祭の最後には、大型テレビなど豪華賞品が当たる抽選会が行われ、100以上の賞品が同胞たちに配られた。【北海道支局】

■福岡

楽しく踊る参加者たち

 総連福岡県本部と福岡県日朝友好協会が共催する朝鮮民主主義人民共和国創建60周年記念朝・日友好親善レセプションが10日、福岡市内のホテルで行われた。朝・日友好親善の新しい流れを作ろうと5月に結成された同協会が共同主催者として参加し、朝・日間の関係改善を願う政治、経済、文化、宗教、報道、教育など各界の人士や日朝友好活動を行う市民をはじめ150余人の日本人と160余人の同胞、活動家の参加のもと盛大に行われた。

 レセプションでは総連本部の李周学委員長と同協会の北原守代表が主催者を代表して、多田昭重・西日本新聞社代表取締役会長と上岡孝生県議が来ひんを代表してあいさつした。

 李委員長は、朝鮮の創建によって在日同胞は主権国家の海外公民としての誇りを胸に在日朝鮮人運動を堂々と繰り広げることができるようになったと強調し、これからも日本人と共に、国交正常化のための交流や在日同胞の諸般の権利擁護のための活動を展開していきたいと述べた。

 レセプションでは、武樹民・中国総領事館総領事、東定喜美子・I女性会議県本部議長、久保山教善・「広範な国民連合・福岡」代表世話人、浦田憲一県議をはじめとした来ひんらが祝辞を述べた。また、同協会の訪朝時のビデオが上映された。

 続いて、福岡朝鮮歌舞団と志免飛龍太鼓によるコラボ公演が行われた。参加者らは歓声をあげ、ともに踊るなどし友好ムードを高めた。

 参加した同胞らは、朝・日関係が停滞するなか、多くの日本人が参加し朝鮮創建を祝ってくれて本当に力が湧いてきたと口をそろえた。

 総連関係者らは、日本人と共催したことにより幅広い日本人の参加が実現したことを喜んでいた。

 主催者両団体は今後も朝・日関係改善のため力を合わせ多様な活動を展開していくことを誓い合った。【福岡支局】

■奈良

 朝鮮創建60周年を記念して、「奈良朝・日友好親善の夕べ」が12日、桜井市まほろセンターで行われ、活動家と同胞ら30人、3人の奈良県議会議員をはじめとする日本人士と労働組合員ら50人が参加した。

 集いの1部では、商工連合会の金明守副理事長が「新たな転機をむかえた朝鮮半島情勢」と題して記念講演を行い、2部では祝賀宴が行われた。

 2部の祝賀宴では、主催者を代表して総連奈良県本部の尹元植委員長があいさつしたのに続き、奈良県議会日朝親善議員連盟の新谷綋一会長が連帯のあいさつを行った。

 集いでは、奈良県朝鮮人強制連行真相調査団日本人側代表の藤原好雄氏が乾杯の音頭を取り、大阪朝鮮歌舞団の公演で祝賀の雰囲気がさらに盛り上がった。

 参加者らは、「わかりやすい講演で、朝鮮が歩んできた歴史とともに今後の展望が明るいということを知ることができてよかった」と口を揃えた。また、日本人士の中には「近いうちに訪朝団を組んで朝鮮に行きたい」と決意を披露する人たちもいた。

 一方、朝鮮創建60周年を祝う奈良県同胞たちの集いが8月24日、奈良朝鮮学園運動場で行われた。朝鮮創建60周年と共に祖国解放63周年を祝して行われた集いには、約150人の同胞と20人の日本人士らが参加した。

 集いでは、尹元植委員長のあいさつに続き、議員連盟の新谷綋一会長が連帯のあいさつを行った。

 集いでは、参加者らによるのど自慢大会が行われ、日本人士が朝鮮の歌を披露し拍手喝采を浴びた。続いて大阪朝鮮歌舞団による公演が行われ、最後は参加者全員が踊りながら創建60周年を祝った。

 参加者らは、「思っていたより多くの同胞が参加しとても楽しかった。これからもこういう機会がたくさんあればいい」と感想を述べた。【奈良支局】

[朝鮮新報 2008.9.22]