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〈共和国創建60周年在日同胞大祝典〉 「9・9名人」在日同胞囲碁大会

19歳の「名人」に感服

名人戦の決勝戦で優勝した金龍輝さん(対極右側)

 「9・9名人」在日同胞囲碁大会が文化会館小体育室で行われた。大会には44人の同胞囲碁愛好家たちがエントリー。名人戦、高段戦、有段戦に分けて競われた。

 名人戦では19歳の金龍輝さんが見事優勝し、参加者を驚かせた。

 3月に神奈川朝鮮中高級学校を卒業したばかりの金さんは、3年前に同じ場所で行われた在日同胞「5.25名人」囲碁大会に出場したものの1回戦で敗れた。そのリベンジで挑んだ今回は、見違えるような強さと若さの勢いで大人たちを圧倒し「9・9名人」の称号を手にした。

 大会関係者たちは「3年前は見る影もなかったが、地道に技術を磨いてきた結果が優勝に結びついたようだ」と評価。ほかの参加者たちも新進気鋭の若き「名人」を祝福した。

 在日本朝鮮人囲碁協会の李文炯理事長は、「3年前同様、今回もとてもいい雰囲気のなかで競技が進行した。中高年に混じって若者が出場し優勝したことは大変喜ばしい。祖国には15、16歳ですでにアマチュアの世界レベルに達している少年がいると聞くが、互いに交流し対戦もし技術を磨いてくれれば」と語った。

 金さんは「中級部のときに読んだマンガの影響で囲碁に興味を持った。初めは囲碁好きな祖父を倒したいと勉強した。今後はみんなの目標にされるような棋士になりたい」と語った。(泰)

【結果】

 名人戦 @金龍輝A金東鶴B奇宇好
 高段戦 @゙喜英A金永吉B金洪国
 有段戦 @朴勝勲A鄭淵沼B李一基

[朝鮮新報 2008.9.26]