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〈共和国創建60周年在日同胞大祝典〉 初級部対象のサッカー教室

朝鮮代表の鄭大世選手が指導

鄭大世選手の足技に生徒たちも大喜び

 朝鮮男子サッカー代表の鄭大世選手(24、J1・川崎フロンターレ所属)が会場を訪れサッカー教室を開いた。

 教室には、関東地方の各初級学校サッカー部から3人ずつが選ばれ参加した。生徒たちは鄭選手のプレーを体感するとともにサイン入りの記念品をもらい、握手もして、記念写真を撮った。

 川崎朝鮮初級学校の生徒らはこの日、鄭選手とボールを蹴るために先頭に立っていた。徐起賢くん(初4)は「ボールをキープしてもドリブルをしても、かっこよくてうまい鄭大世選手! ぼくも朝鮮代表の選手になりたい」と興奮気味に話した。

 東京朝鮮第5初中級学校の高英伸くん(初4)は「鄭大世選手と会えて、とってもうれしい。昨日の夜は早く明日になればと思いながら寝た。いつかぼくも朝鮮代表としてプレーしてみたい」と目を輝かせていた。

 朝鮮学校生徒たちの大スター、鄭大世選手は「私にもかつて憧れた在日同胞選手がいた。朝鮮学校に通う子どもたちが私を目標にしてくれたらありがたい。今日は朝鮮学校に通う後輩たちの輝くような瞳をみて、純粋な気持ちでサッカーをしていた『原点』に戻れた」と語り、「朝鮮建国60周年の大祝典ということで集まった力強い同胞の期待と声援が伝わってきた。この大きなパワーを力に変えて、W杯最終予選には死ぬ気で臨みたい」と決意していた。(東)

[朝鮮新報 2008.9.26]