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名古屋で追慕祭 「寃死」した犠牲者追悼

 名古屋市の覚王山日泰寺にある「寃死同胞慰霊碑」前で、今年も建立日である9月1日に追慕祭が行われ、管理委員会の姜明求委員長をはじめ80余人が参加した。追慕祭には、名古屋市議会の斎藤実議員が初参加した。

 追慕祭では、愛知県へ強制連行されたり、愛知県から南方へ連行され犠牲になった81人の名前が読み上げられたのに続き、近藤昭一・衆議院議員、日朝協会愛知県連合会の小出裕事務局長があいさつした。

 続いて、姜明求管理委員長が報告。建立当初、「寃死同胞慰霊碑」と名付けた先代に思いを馳せ、追慕祭を行うようになり13年目になるが、「朝・日友好の碑」として活動報告の場になっていることを評価し、祖国統一の報告が犠牲者の恨を晴らす道であることを確認した。

 追慕祭では読経に続き、愛知朝鮮中高級学校生徒の手紙朗読、東海朝鮮歌舞団による語りと歌と舞踊「故郷の春」が披露された。

 また、建立60周年を記念して、管理委員会から当時の解放新聞の記事をはじめ、史実と経緯などを記録したパンフレットとお餅が配られた。【「寃死同胞慰霊碑」管理委員会】

[朝鮮新報 2008.9.29]