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京都「めあり」バスツアー 朝・日友好の象徴 朝鮮通信使ゆかりの地見学

 京都のコリアンサロン「めあり」と京都市が共催するバスツアー見学会が9日に行われ、府下の同胞や日本市民ら約100人が参加した。一行は、朝鮮通信使ゆかりの地である相国寺や本能寺、大徳寺などの寺院を訪れた。

 「めあり」は昨年、朝鮮通信使往来開始400年を契機に、当時正使・副使や随行員が宿泊するなど、縁の深い寺院に、歴史的事績とその意味を解説する案内板を設置するよう市に働きかけた。結果、10月末、6カ所に案内板が完備された。バスツアー見学会はその周知も兼ね実現した。

 出発地の相国寺慈照院では、京都市総務局国際化推進室・村田悦子室長による挨拶の後、朝鮮通信使研究の第一人者である京都造形芸術大学・仲尾宏客員教授と、同院・久山隆照住職による解説が行われた。

 参加した日本市民たちは、「朝鮮通信使の歴史を多くの人に知らせ代々伝えて行く上で、意義深い見学会だった」「以前から朝鮮半島と日本との間で友好関係が築き上げられていたことを知ることが出来た。今後もその関係を広め深めていかなければならない」などと感想を述べた。

 京都市は10月、朝鮮半島と日本の友好親善の促進、在日朝鮮人の歴史や人権の解説・周知などへの貢献を評価し、「めあり」に2008年度京都市自治賞「未来の京都まちづくり推進感謝状」を贈呈している。【京都支局】

[朝鮮新報 2008.11.25]