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朝鮮女子サッカー

 北京五輪をはじめ、国際舞台で活躍する朝鮮の女子アスリートたち。

 第4回U−20女子W杯(8日)では、堂々、準優勝の活躍で実力を発揮した。優勝していればFIFA主催の大会では、2006年の同3回大会、そして記憶に新しい11月の第1回U−17大会に次ぎ3度目の頂点だった。

 強さの秘密に粘り強さをあげることができる。先制されても微笑みを絶やさず声をかけ合い、積極的にゴールを狙う姿勢が印象的だ。U−17大会決勝の逆転劇からは、監督、コーチ陣のうまい采配のとり方も伺えた。

 両大会では今後を担うヒーローも誕生した。チョン・ミョンファ選手(15)はU−17大会で4得点し脚光を浴びた。関係者の評価も高いという。

 U−20代表のリ・イェギョン選手(19)はフランスとの準決勝で、ハーフライン過ぎからのロングパスをダイレクトで合わせる高度な足技を披露、これが逆転弾となった。また、日本戦(準々決勝)で3人を振り切り先制したチャ・フナム選手(19)の個人技にも目を見張るものがあった。

 1980年代の普及以降、朝鮮女子サッカーの前途はいつになく有望と言えるだろう。2012年ロンドン五輪に向けた準備は着々と進んでいるようだ。

 女子選手の活躍が刺激となり、1966年以降2度目のW杯出場を目指している朝鮮男子代表チームへの期待も高まる。在日同胞選手が出場する来年2月のアジア最終予選第4戦が待ち遠しい。(東)

[朝鮮新報 2008.12.8]