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京都府警、府商工会など10カ所を強制捜索

京都、大阪、兵庫同胞ら強く抗議

関西在住の活動家、同胞らが駆けつけ抗議した

 京都府警は21、22の両日、「税理士法違反」を口実に数十人の警察官と捜査員を動員し、京都府商工会と三丹商工会をはじめとする10カ所への強制捜索を行い、三丹商工会の現職職員を逮捕した。

 21日、府商工会をはじめとする関連施設への強制捜索に抗議し、京都、大阪、兵庫の活動家と同胞ら約100人が詰めかけ、警察当局の不当な強制捜索を糾弾した。

 活動家と同胞らは、警察当局が撤収したあとに集会を開き、警察による不当な弾圧を非難。兵庫県商工会の金承鎬会長も連帯のあいさつを行った。

横断幕を掲げ、強制捜索に抗議する青年ら

 また、京都府商工会の鄭東善会長が現場に駆けつけて警察当局の不当な捜索に抗議し、商工会職員らを激励した。

 府商工会は同日、京都府商工会会館で記者会見を開き、警察当局の策動の本質とその不当性を訴えた。

 府商工会の李英根理事長は、同商工会は結成当初から現在まで日本の法を順守して、同胞商工人の企業活動と生活権を守るために活動してきた経済団体だと強調。警察当局の強制捜索は、公権力による不当な政治弾圧と人権蹂躙行為であり、決して許されるものではないと厳しく非難した。

 総連京都府本部では22日に対策委員会を立ち上げ、弁護団の構成をはじめとする組織的、大衆的な抗議行動を行うことを決めた。【京都支局】

[朝鮮新報 2008.1.25]