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関東の活動家や同胞ら 国会議事堂前で座り込み 「制裁」措置の撤回を

「万景峰92」号の入港など求める

寒空の中、約5時間にわたって座り込みを続け、声を張り上げて「制裁」措置撤回を求める参加者たち

 朝鮮に対する日本政府の「制裁」措置期限が4月13日に迫るなか、日本政府の不当な「制裁」措置を即時撤回させるための座り込みとビラ配りが6日、国会議事堂前で行われた。関東5都県から中央団体の活動家および同胞ら160余人が参加した。

 参加者たちは、6者会談が進展し「行動対行動」の原則の下、各国間の合意事項が履行されようとするなか、唯一日本だけが「制裁」措置を独自に実施している現状について厳しく糾弾するアピール文を読み上げた。

 また「日本当局は朝鮮民主主義人民共和国に対する敵視政策を中止し、不当な制裁措置を即時撤回せよ!」「日本当局は人道の船『万景峰92』号の入港禁止を撤回せよ!」などの掛け声とともに、総連と同胞たちを守ろうと力強く歌い、不当な「制裁」措置を同胞たちの団結した力で必ず打ち砕こうとの固い決意を表した。

 2006年7月に日本政府が「万景峰92」号の入港禁止措置を強行して以来、1年9カ月が過ぎた今日も「制裁」措置が続く非正常な状況に同胞、活動家たちの怒りは頂点に達している。

 東京都練馬区から駆けつけた林秀香さん(78)は、「飛行機は費用が数倍もかかり、荷物も制限される」として、「制裁」によってここ数年、夫の墓がある朝鮮に船で行けず苦労しているという。「子どもたちや保護者たちも修学旅行に行くのに大変な負担を強いられている。万景峰号なら安心して祖国に行ける。早く船に乗れるようにしてほしい」と語った。

 神奈川から駆けつけた徐梨華さん(22)は、「私たちがたたかわないと解決しない。私たち朝青世代が同胞社会を守る柱、同胞たちに力と勇気を与える柱にならなければならない」と力強く語った。朝青神奈川では「制裁」などの問題について深く学び、同胞青年たちに広く伝えているという。

 座り込みを続ける活動家、同胞らを激励する日本市民もいた。日本政府が朝鮮に圧力だけを加え自らの要求だけをつきつけている現状を批判、日朝国交正常化交渉を優先しなければならないとして連帯の意思を表した。

 寒空のなかでの抗議行動は約5時間にわたって行われた。参加者たちは日本政府が朝鮮に対する敵視政策、「制裁」措置を即時撤回し、朝・日平壌宣言を履行し、総連と在日朝鮮人に対する不当な政治弾圧と人権侵害を直ちに中止するよう訴えた。

 「朝・日平壌宣言を誠実に履行せよ!」「『万景峰92』号の入港を認めよ」という横断幕がはためくなか、参加者たちは「勝利の日」まで力強くたたかっていく決意を固めていた。(李東浩記者)

[朝鮮新報 2008.3.12]