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朝高英語スピーチコンテスト 高い英語力と雄弁術で

優勝した金潤基さん(九州中高・高3)

 「2007学年度在日朝鮮高級学校学生中央英語スピーチコンテスト」(朝鮮大学校外国語学部連合同窓会後援)が2月15日、茨城朝鮮初中高級学校(茨城県水戸市)で行われた。

 31回目となる今大会には、各地8校から選抜された10人(男子4、女子6)が出演し、統一祖国と在日同胞社会の主人公としての思いを堂々と発表した。

 結果、「I Want to Be a Teacher」というタイトルでスピーチをした九州朝鮮中高級学校高級部3年の金潤基さんが優勝し、26年ぶりに優勝カップを同校に持ち帰った。

出演者、審査委員とともに

 審査委員長を務めた朝鮮大学校外国語学部の金峻助教授は、「出演した生徒ら全員が、比較的高い英語力と雄弁術を兼ねそなえていた。審査員らにとっても点数差をつけるのが難しいという、うれしい傾向が現れた。これからは、英語力においては同等な水準になることが予想されるだけに、スピーチの内容はより聴衆をひきつけるものが期待される」と講評を述べた。

 また、外国人審査委員のアンドレ・ジェヌグリックさんは、「日本のいろんな学校で英語を教えてきたが、今回初めて朝鮮高級学校の英語スピーチの審査員を務めた。正直、驚きを隠せなかった。母国語でもない英語で、完璧なスピーチをすることが信じられない。朝鮮学校での英語教育が、実に優れているということを実感した」と話した。

 その他のコンテスト結果は次の通り。2位「Hand in Hand」(金玉順、大阪朝鮮高級学校3年)、3位「Take a Chance!」(趙顕出、広島朝鮮初中高級学校2年)、奨励賞「A Genuine Wish」(李イスル、神奈川朝鮮初中高級学校2年)。

[朝鮮新報 2008.2.29]