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北九州初級児童、日本学校児童らと交流

互いを尊重し、友好を

交流を深める子どもたち

 「第4回日朝・日韓こどもサミット」(主催=遠賀町国際交流協会)が2月23、24の両日にかけて福岡県の「遠賀ふれあいの里センター」で行われ、北九州朝鮮初級学校と遠賀町の小学校(広渡、浅木、島門)の児童たちと、実行委員長の花野英城・遠賀町国際交流協会会長を含む実行委員ら53人が参加した。

 開会式で遠賀町教育委員会の大村信義教育長は「この研修は、遠賀町の児童と朝鮮初級学校の児童がお互いを尊重し芸術や文化を交歓する大変すばらしい行事。過去、朝鮮半島と日本は深い友好関係にあり、とくに福岡県は地理的に朝鮮半島に近い関係で影響を受けた。現在、複雑な問題も抱えているが、同じ時代に生きる一員としてお互いを知り、これからも親しい関係になれるよう努力してほしい」と述べた。

 「サミット」では、互いの文化、民俗などを交歓、北九州初級が準備した朝鮮将棋が好評だった。

 二日目は、工作やゲームなどを楽しみ、午後は同校舞踊部、カヤグム部の児童が参加者とふれあいの里センター利用者ら約150人の前で芸術公演を披露した。

 閉会式では、交流、友好親善、平和への願いを込めた「日朝・日韓子どもサミット宣言」を参加者全員で朗読した。

 閉会式で、北九州初級の朴廣赫校長は「大変、意義深い交流になった。児童たちは短時間でもすぐに打ち解ける。これを機にわが校と遠賀町の児童との交流が深まることを願い、また教育関係者をはじめ行政担当の方々がわが校を訪問される事を願う」と述べた。

 同校の梁泰栄さん(初6)は「たくさんの友だちができとても楽しかった。研修がもっと長かったらいいのに」と名残惜しんだ。【北九州初級】

[朝鮮新報 2008.3.12]