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東京・大田区長が東京第6初級を訪問 「国際都市として関係大切に」

校長、保護者らと歓談

 東京都大田区の松原忠義区長が8日、東京朝鮮第6初級学校で行われた運動会を訪れ、生徒、保護者、同胞らの前であいさつした。その後、学校、保護者、総連支部の代表らと歓談した。

運動会、突然の訪問

松原区長と記念撮影する学校関係者たち

 同胞、保護者らの歓迎を受けた松原区長は、日朝問題や北南朝鮮の統一問題に心血を注いだ故宇都宮徳馬元衆・参議院議員の秘書時代に二度訪朝し、金日成主席と対面した思い出や同校との関わりについて語り、今後も朝鮮学校に関心を持って区政に取り組んでいきたいと述べた。

 松原区長はその後、金秀彦校長をはじめ林柱烈・総連大田支部委員長、申基鳳・商工会会長、洪哲守・青商会会長、姜誠勲・前青商会会長、金敬子・オモニ会会長らと歓談した。

 金校長は「区長の突然の学校訪問に生徒と教員、保護者たちみんなが喜んでおり、感謝している」と述べ、子どもたちがより良い環境で学べるよう、区が尽力してほしいと語った。

 松原区長は、羽田空港が所在する大田区は国際都市として地域の国際交流を活発に進めていくことが目標だとし、朝鮮学校や在日朝鮮人との関係を大切にしていきたいと述べた。

民族教育に理解

 大田区では1980年、同胞、東京第6初中(当時)保護者たちが民族教育の諸権利を拡大するための3万人分の署名を区議会に提出。その結果、区議会での採択を経て「保護者補助金」が支給されるようになった。市区町村単位では全国で初めてのことだった。「私学教育振興補助金」も他の自治体に先駆けて支給されてきた。

 大田区の同胞、保護者らは、学校チャリティと同時に車イスを区に寄贈する運動を毎年展開。同校生徒らもプルタブを集め区内の養護学校に車イスを寄贈した。女性同盟と女性区議会議員らの交流も活発に行われてきた。

 学校関係者らは昨年4月の区長就任時、そして年末にも松原区長と面談し、学校運営の現状や生徒、保護者の民族教育に対する思いを伝え、学校訪問を強く要請していた。【大田分局】

[朝鮮新報 2008.6.20]