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小平市民らが初の学習会 朝鮮学校への助成に理解を

 朝鮮学校をテーマにした学習会が16日、東京都小平市中央公民館で行われ、小平市議会議員らをはじめとする日本市民と総連関係者約60人が参加した。(写真)

 「なぜ朝鮮学校に助成金なのか」というタイトルで行われた学習会は、今年3月に結成された「朝鮮初中級学校を支える小平市民の会」が主催したもの。

 小平市内には西東京朝鮮第1初中級学校(立川市)に通う数十人の生徒が住んでいる。近年、朝鮮学校の処遇が改善の方向に向かい、各自治体は朝鮮学校に対する助成金を支給しているが、小平市はいまだにゼロだ。学習会は、朝鮮学校を支える小平市での運動をより活性化させるためにも、まずは助成金に対する理解を深めようという趣旨で催された。

 学習会では、在日本朝鮮人人権協会の金東鶴事務局長が「朝鮮学校(外国人学校)の処遇改善について」、西東京第1初中の慎基成校長が「朝鮮学校ってどんなとこ?」と題する報告を行った。

 李東鶴事務局長は、日本政府の民族教育への差別的な対応と日弁連や国連からの是正勧告について説明し、朝鮮学校の処遇改善の近年の流れや各自治体が行っている補助、助成などについて紹介した。

 慎基成校長は、民族教育の歩みと現在行われている朝鮮学校の教育内容について説明し、同校の運営状況や近隣の学校との交流、今後の課題などについて報告した。

 続いて参加者からの発言があり、朝鮮学校問題は日本社会の問題であるという意見が出された。(姜)

[朝鮮新報 2008.12.1]