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福岡初級アボジ会 2学期企画 陶芸教室

アボジと子どもの共同作業

 「子ども達に様々な体験の機会を!」を合言葉に、年間を通してイベントを企画している福岡朝鮮初級学校アボジ会(金鎬哲会長)が10日、陶芸教室を開いた。

 1学期には、アイガモ農法の第一人者である古野隆雄氏による講演会が行われた。2学期企画として行われた陶芸教室には、アボジ19人と児童・園児44人が参加した。

 陶芸教室開催にあたり、同校アボジ会では数カ月前から企画を練り、金弘基役員を中心に準備を進めてきた。

 参加者は、「あいあい工房」の講師から、陶芸の工程の説明を詳しく聞いた後、「唐津土」を使って、お茶碗や湯呑みなど成形した。

 アボジ達の中には、「焼酎用に」という人もいた。

 アボジ会役員が中心となって、小さな手で一生懸命に土をこねる子ども達の指導や補助にあたった甲斐あってか、全ての参加者の土器が成形された。

たくさんの茶碗が作られた

 その後は、素焼き、色づけ、本焼きを経て完成する。アボジ会では、来年2月に校内で「作品展示会」を予定している。

 陶芸教室講師の河口真子氏は、「みんな初体験にも関わらず、とても上手なので正直驚いている。いい環境で、いい親子関係の中で育っているからでしょう」と語っていた。

 今回の進行を務めた方敏雄副会長は「アボジ達がウリハッキョに通う子ども達のために、なにかに参画することが大事。その姿を子ども達は見ている」と話した。

 陶芸教室の後には、総聯福岡支部、福岡地域青商会、朝銀西信用組合福岡支店の協力の下、親睦を兼ねた焼肉交流が行なわれた。

 アボジ達と一緒に焼肉を頬張る子ども達は満面の笑みを浮かべていた。

 同校アボジ会では、3学期も同様に、アボジと子ども達の体験の場、ふれあいの場を作っていく予定だ。(福岡初級アボジ会事務局)

[朝鮮新報 2008.12.12]