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国内初、禁煙展示場が盛況

「グッズ販売、啓蒙活動も」

 今年1月に開業した国内初の禁煙製品展示場(平壌市西城区域)がにぎわっている。

 最近、朝鮮国内では禁煙運動が活発で、さまざまな禁煙製品が販売されている。展示場は喫煙の害毒性についての教育と宣伝、禁煙補助製品の研究、ガム、ろ過板、ろ過パイプなど数十種の禁煙製品の販売を行っている(写真)。

 展示場内には「タバコをやめて文明世界へ」と禁煙を呼びかけるポスターが張られている。展示場では来場者に「社会と集団のために」禁煙の必要性を解説しており、関連するビデオ映像も流れている。

 展示場で働くキム・ヨンヒさん(29)は、「喫煙は自身だけでなく、家族、同僚にも害を与える。禁煙は社会と集団のため」だとしながら、「体質による差はあるが、禁煙製品を利用した顧客の中で、確実に効果が現れてタバコをやめたという人も多い」と言う。

 好奇心から展示場を訪れたというパク・ムリムさん(29、平壌ビ―ル醸造所勤務)は、「毎日1箱ぐらいのタバコを吸うが、なかなか禁煙できない。展示場にきて禁煙の決心をした」と話す。

 展示場のリ・ヨンオク所長(51)は今後、展示場運営の活性化のために多様な禁煙製品を開発していくと目標を語った。【平壌支局】

[朝鮮新報 2008.3.12]