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鳥インフルエンザ防疫万全に 家禽に緊急予防接種

 5日発朝鮮中央通信によると、朝鮮では現在、野鳥の春季移動の時期に合わせて世界的に広がっている鳥インフルエンザの防疫活動がいっそう活発に行われている。国家非常防疫委員会獣医分科責任者の李景君さんによると、朝鮮における鳥インフルエンザの獣医防疫活動は国連食糧農業機関(FAO)の協力のもとに毎年、正常に行われており、最近では、南朝鮮の全羅南・北道地域で鳥インフルエンザが発生したのと関連し、獣医防疫活動にとくに力を入れているという。

 現在、委員会では、分科会議を開いて鳥インフルエンザ防疫活動規定と鳥インフルエンザ発生時の非常活動準則、鳥インフルエンザ防止に向けた対策案を新たに作成し、これに基づいて防疫活動を大衆的な運動として推進している。

 また、中央獣医防疫所をはじめ各道の獣医防疫機関は、世界的な鳥インフルエンザ疫学のすう勢に合わせて獣医防疫システムを確立し、鳥インフルエンザの主要な伝播者である渡り鳥の移動ルートが密集している東西海岸地域に1600余の監視所を設け、渡り鳥の流動状態を具体的に調査、把握するなどの対策を講じている。

 李さんは、今回とくに、「黄海南・北道と江原道の境界線地域に生息しているすべての家禽に鳥インフルエンザ予防薬を緊急接種した」ことを明らかにした。

[朝鮮新報 2008.5.9]