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「司令部移転は欺まん劇」 平和擁護委

 朝鮮平和擁護全国民族委員会(平和擁護委)スポークスマンは6月28日、米国と南朝鮮がソウルの竜山にある米第8軍司令部をハワイに移す問題を論議しているのと関連して談話を発表し、これを「南朝鮮からの米軍撤退を強く求める内外世論をミスリードするための欺まん劇」だと非難した。

 談話は、米第8軍司令部は、「南朝鮮に対する米国の軍事的占領と北侵戦争挑発のための作戦指揮機関」だと指摘、司令部移転は、そのうわべだけをハワイに移し、基本戦闘兵力は南朝鮮にそのまま置いて最新核戦争装備を備えた「迅速機動軍」としていっそう補強しようとしていると、米国の企図を暴露した。

 また、これを機に朝鮮戦争挑発時に米国の軍事的介入をより円滑に行えるよう作戦指揮システムを整備しようとしているとも指摘した。

 そのうえで、これらの現実は、南朝鮮に対する米国の軍事的支配と北侵戦争挑発策動をいっそう強化し、ひいては東北アジア地域における軍事的覇権を狙った不純な企図から発した侵略兵力再編策動であることをはっきりと示していると強調した。

 談話は、米国に対して、欺まん的な米第8軍司令部移転を行うのではなく、侵略軍と戦争装備をとりまとめて南朝鮮から直ちに退くべきだと主張した。

 さらに、南朝鮮の各階層の人民に、米軍の撤退と李明博政権一掃にむけていっそう力強く立ち上がることを求めた。(朝鮮中央通信)

[朝鮮新報 2008.7.2]