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世界ろう連盟代表団初訪朝 教育分野で協力、交流

 「朝鮮では障がいを持つ人への国家的関心が高く、理髪、美容、縫製のような職業教育事業がよく行き届いている」。朝鮮障がい者保護連盟中央委員会の招請で、6月に訪朝した世界ろう連盟視察代表団のロバート・レマーキュ・クルンド団長はこう述べた。

 今回初めて訪朝した同代表団は滞在期間中、聴覚障がい者に対する教育問題など、朝鮮側と一連の交流、協力問題を討議した。

 代表団は障がい者、とくに聴覚障がい者の実態を聴取し、咸興ろう学校、成川ろう学校、江原道ろう学校を訪問し、学校参観後、学生たちと交流を深めた。

 朝鮮障害者保護連盟中央委員会のリ・グァンソン部長は障がい者に対する教育と生活援助をよりよくするため、代表団側と真しな討議を行ったと述べた。

 リ部長によると、双方は聴覚障がい分野での事業経験を互いに交換した。朝鮮側は職業教育の経験を紹介、代表団側は世界ろう連盟の情報教育経験について述べた。そして咸興ろう学校の教育および生活条件改善、特殊教育部門の教員養成のための協力など、多様な実務的問題が討議された。クルンド団長は今回の訪問に満足を示し、朝鮮で聴覚障がい者のための社会的システムがよく整えられていることに対して評価した。そして、今後この分野における世界ろう連盟と朝鮮障がい者保護連盟間の交流発展に寄与していく意思を表明した。【平壌支局】

[朝鮮新報 2008.7.16]