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停戦協定を平和協定に 朝鮮中央通信が主張

 7月26日発朝鮮中央通信は、米国に対して早急に停戦協定を平和協定に替える勇断を下すべきであると訴えた。

 朝鮮半島の停戦体制樹立から55年目を迎えるのに際し、同通信は、「半世紀以上も存在する停戦体制により、わが民族は恒常的に戦争の脅威のなかで暮らしている」述べた。

 また、今も米国が、朝鮮に反対する米国主導下の戦争演習を頻繁に行うなどアジア太平洋地域で武力をさらに増強していることに言及し、「これは、武力を持ち込んで互いに相手を威嚇、恐喝しないことを明記した停戦協定条項に対する乱暴な違反」だと指摘した。

 そして、現停戦体制をそのままにしておいては、いかなる偶発的要因による軍事的衝突も、破局的な戦争も防ぐことができないとしながら、朝鮮半島で停戦状態が完全に終結されるには、停戦協定を平和協定に替えなければならないと主張した。

 そのうえで、朝鮮半島で緊張状態を緩和して戦争の危険を取り除く問題は、米国が朝鮮に対する敵視政策を放棄して朝米間に平和協定を締結してこそ解決されると指摘した。

[朝鮮新報 2008.7.30]