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青商会 北京での成果を祝福、平壌で五輪メダリストらと交流

「約束を果たしてくれた」

北京五輪メダリストらと記念撮影する青商会代表団メンバー(写真はいずれも7日、玉流館で)

 【平壌発=李相英記者】朝鮮民主主義人民共和国創建60周年に際して祖国を訪れた在日本朝鮮青年商工会(青商会)代表団(団長=中央青商会・姜泰龍会長)が7日、平壌市内の玉流館で、8月の北京五輪でメダルを獲得した朝鮮選手らとの交歓会を催した。北京五輪出場選手らに対する独自の応援、サポート活動を続けてきた青商会。代表団メンバーらは口々に選手の活躍を称えながら、「応援活動が報われた」「メダル獲得は自分のことのようにうれしい」などと話していた。

 今回の交歓会は、青商会側の要望によって実現したもので、出席したのは6人のメダリスト中、体操女子個人種目別跳馬のホン・ウンジョン選手(金)、重量挙げ女子63キロ級のパク・ヒョンスク選手(金)、柔道女子52キロ級のアン・クメ選手(銀)、同63キロ級のウォン・オギム選手(銅)、柔道男子66キロ級のパク・チョルミン選手(銅)の計5人。

 この日、青商会代表団一行と選手らは平壌冷麺の名店、玉流館で食事をともにしながら交流を深めた。代表団一行は選手らと一緒に記念撮影。また、メダルを借りて感触を確かめたり、ワイシャツの背中にサインをもらうメンバーもいた。五輪メダリストが一堂に会するというめったにない機会に、喜びもひとしおのようだった。

 はじめははにかんでいた選手らも、メダルを胸に笑顔で撮影に応じていた。

独自の活動展開

青商会代表団から選手らに記念品が手渡された

 青商会は昨年から始まった「ミレ(未来)プロジェクト」の一環としてオリジナルブランドの「ヘアロ」を展開、その第1弾商品である「ヘアロ」Tシャツなどを通じて北、南、海外の垣根を越えた応援活動を進めてきた。

 さる6月、中央青商会の玄大植幹事長をはじめとする青商会代表らが祖国を訪問、朝鮮オリンピック委員会の関係者に「ヘアロ」Tシャツ2000着とキャップ800着を寄贈した。4月に平壌で行われた五輪聖火リレーでは、千葉県青商会の姜尚賢会長が在日同胞代表として走り、雰囲気を盛り上げた。

 また、3月に訪朝した青商会関係者らは現地で五輪候補選手らとの交流の場を設け、激励。その場には、今大会でメダリストとなったホン選手やアン選手の姿もあった。

次の五輪でも

 今年3月末と4月末の2度にわたって「ウリ民族フォーラム」の準備活動のため祖国を訪問し、今回、アン選手らとの再会を果たした千葉県青商会の李龍大副会長は、「誓いどおりメダルを獲ってくれた。彼らの活躍を心の底から称えたい」と興奮した口ぶりで語った。

 食事の後、代表団一行は「ヘアロ」Tシャツとスポーツウォッチを選手らに贈った。一方、選手らは青商会の支援に対する感謝と今後の活躍を誓うメッセージが書かれた色紙を代表団に手渡した。

 代表団メンバーに囲まれ終始記念撮影に応じていたホン・ウンジョン選手は、「青商会の応援が力になった。みなさんの期待に応えるために、これからも練習に打ち込み、次の2012年大会でもメダルを獲得できるようがんばりたい」と抱負を語った。

 中央青商会の姜泰龍会長は、「選手たちはわれわれとの約束を果たしてくれた。応援活動を行ってきた青商会にとっても、彼らの活躍はほんとうによろこばしいこと。今後も引き続き祖国に寄与する青商会独自の活動を続けていきたい」と話した。

[朝鮮新報 2008.9.19]