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建国60周年 女性同盟 大規模代表団、祖国で感じた誇りと自負

 【平壌発=文・李相英、写真・文光善記者】在日本朝鮮民主女性同盟(女性同盟)代表団が建国60周年に際して6〜13日、祖国を訪問した。

「太陽の笑み」に涙

「アリラン」を観覧する代表団一行

 代表団は各地方の女性同盟本部、支部委員長たちと商工人82人で構成された。

 日本当局の不当な対朝鮮「制裁」措置により「万景峰92」号の航路が遮断されているにもかかわらず、80人を超える大規模な代表団が祖国を訪問した。

 代表団は滞在期間中、9日に金日成広場で行われた閲兵式、たいまつ夜会など、一連の慶祝行事に参加した。また、マスゲーム「繁栄あれ祖国よ」と大マスゲーム・芸術公演「アリラン」を観覧した。平壌市内や黄海北道沙里院市の嵋谷協同農場、民俗通りなども訪れた。

 8日、代表団一行は綾羅島のメーデースタジアムでマスゲーム「繁栄あれ祖国よ」を観覧した。公演の第一章三景で、黄金色の稲穂の中に明るい笑顔で立っている金日成主席の姿が背景に描き出されると、目頭をぬらす団員もいた。

 今回の祖国訪問で9日の広場行事とともに、マスゲームのこの場面を最も印象深い光景として選ぶ訪問団員が多かった。

 西東京・町田支部の李先玉委員長は、10年ぶりに祖国を訪問した。若い頃に金剛山歌劇団の俳優として活動した李委員長にとって、祖国はまさに金日成主席の懐だった。30年前、21歳の時に祖国で公演し、金日成主席の接見を受けた彼女は主席に花束を渡す栄誉を担った。

 「主席は永遠に私たちと共にいる」

 李委員長は10年ぶりの祖国の姿、人民の表情を通じてこのスローガンに込められた意味をふたたび胸に刻んだという。同時に、昔も今も変わらず総連と在日同胞に向けられる祖国の愛と配慮を感じたと言う。

 「2012年に向けて前進する活気にあふれた祖国の雰囲気を、地域の同胞たち、とくに祖国のために一生を捧げてこられた1世の方々に戻ってすぐ伝えたい」

運動本格化の契機に

 今回初めて祖国を訪問した愛知・名中支部の南栄淑委員長と岡山県本部の崔慶子委員長は、建国60周年を迎えて活気にあふれる祖国に接し、これからも愛族愛国の道を歩んで行く力を得たと話した。

 南委員長は、「到着した瞬間から、見聞きするものすべてが新しく感じられた。家族で私だけが祖国訪問をしたことがなかったが、今回、地域の活動家と同胞たちの助けもあって、建国60周年という重要な契機に構成された代表団の一員になれた。子どもたちの元気な姿がとても愛くるしかった」と話した。

 崔委員長も、「慶祝行事に参加しながら祖国の威容と人民の団結した姿を感じた。力をたくさんもらった」と感想を述べた。

 昨年、女性同盟結成60周年とともに還暦を迎えた崔委員長は、今回の訪問を通じて、「女性同盟に対する祖国の期待の大きさを実感した」と述べた。

 今回の代表団の中には岡山から3人の活動家が参加した。また、同時期に祖国を訪問した青商会代表団にも7人の岡山代表がいた。

 岡山県では28日に、建国60周年を慶祝する同胞たちの行事を、10月には金剛山歌劇団公演を予定している。青商会をはじめとする若い世代を中心に、準備作業を進めている。

 「この期間、他の地方の女性同盟活動の経験も多く学んだ。今回の訪問を岡山での運動を本格化させていく契機にしたい」(崔委員長)

[朝鮮新報 2008.9.19]