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労働新聞政論 7〜8月、金正日総書記の現地指導を詳細に紹介

 労働新聞2日付は、金正日総書記が7〜8月にかけて行った現地指導について「人民よ千万年記憶しよう−千万軍民を泣かせた偉大な将軍の三伏期強行軍長征を歴史に伝える−」と題する政論(約1万4000字)を掲載した。

 政論は、年始の「吹雪強行軍」で今年の現地指導を開始した総書記が、真夏の暑さをかき分けながら「三伏期強行軍」を行ったと指摘。7〜8月に訪れた軍部隊など現地指導の単位は30余カ所にのぼり、初伏(今年は7月19日)から末伏(8月8日)に踏破した距離は1万余里(一里=約393メートル)に達したと紹介した。

 政論は、3つの体系で構成された。

 1の体系で今年の「三伏期強行軍」の特徴について述べ、昨年の同時期に行った現地指導を「暴雨強行軍」、今年のそれは「爆熱強行軍」だったと紹介し、今年は日中、暑さの厳しい中で「爆熱強行軍」を、夜間は執務をこなす「深夜強行軍」、早朝には「早朝強行軍」を行ったと強調した。

 2の体系では、総書記の「兵士観」「人民観」について現地指導に同行した幹部の証言とさまざまなエピソードを紹介しながらつづり、「兵士と人民のために」というのが総書記の強行軍の大命題であると指摘。「40余年前、夜を明かしながら活動した(総書記の)その熱情は少しも冷めず、(金日成主席逝去後)涙の海の中で野戦服を着て先軍長征の道へと果敢に挑んだ姿は10余年が経ったこんにちも変わっていない」指摘した。

 3の体系では、総書記と人民の間の信頼関係に言及。総書記を迎えた現地幹部の次のような発言を紹介した。

 「総書記はわれわれがやったことを喜んだが、私は総書記の疲労を考えると胸が痛んだ。母の愛情を一身に受けた息子は、母の心の痛みがすべてわかるといわれるが、われわれはそれにほど遠い。総書記にこれ以上険しい道を歩んでほしくないと歌うだけでなく、力と大きな喜びを届けられるようさらに多くのことをしなければいけないとの思いが胸を打った」

 政論は、「指導者を中心とした『一心団結』の伝統が続くかぎり、わが党は永遠に揺るがず、わが国は永遠に崩壊せず、わが人民は永遠に瓦解しない」と強調した。

[朝鮮新報 2008.10.6]