板門店で北南軍事実務会談 反北ビラ散布の責任を追及 |
北南軍事実務会談が2日、板門店南側地域で行われた。会談には、朝鮮人民軍の朴林銖大佐を団長とする北側代表団が参加した。南側からは国防部のリ・サンチョル課長を首席代表とする南側代表団が参加した。 会談で北側は、南側軍部が双方の合意に背いて悪らつな反北ビラ散布行為を続けていることについて追及した。 北側は、最近、南朝鮮軍部が江原道と黄海南・北道をはじめ軍事境界線一帯、開城工業地区と金剛山観光地区およびその周辺区域はそして、開城市の中心部でも大量のビラを散布している事実を資料に基づき明らかにした。そして、このような行為が過去に比べてより深刻な様相を呈していると述べた。 北側は、南側軍部が繰り広げているビラ散布行為は▼双方の軍事的合意に対する違反、挑戦行為▼緊張した北南関係をさらに悪化させる行為▼新たな軍事的衝突を招きかねない火種だと指摘した。 北側は、南側軍部がビラ散布行為を直ちに中止し、それに対して公式謝罪し、散布にかかわった主犯と団体を厳しく処罰し、双方の軍事的合意どおり、徹底的な再発防止対策を責任をもって講じるよう強く促した。 会談で南側は、自らの反北心理戦行為を認め謝罪することなく、「内部事情」と「体制上の特性」を持ち出して、責任を回避しようとした。そして、北側が提示した証拠物に関して、戻って調査し、当該の対策を講じると説明した。 北側は、今後もビラ散布が続く場合▼開城工業地区でのすべての北南協力事業と開城観光に重大な結果を招き▼軍事境界線を通じた南側人員の通行が正常に実現されないようになり▼開城工業地区と金剛山観光地区に滞在中の南側人員がこれ以上、現地に留まっていられなくなると警告した。 会談を締めくくるにあたって北側は、今後の北南関係は6.15共同宣言と10.4宣言、その履行のためのすべての北南合意に対する南側の態度いかんにかかっていることを銘記すべきであると強調した。 [朝鮮新報 2008.10.6] |