朝鮮創建60周年 金正日総書記、労働新聞などに談話 |
金正日総書記は9月5日、朝鮮民主主義人民共和国創建60周年に際し、党機関紙労働新聞と政府機関紙民主朝鮮に談話「朝鮮民主主義人民共和国は不敗の威力を持つチュチェの社会主義国家である」を寄せた。 談話は、前文と3つの体系で構成されている。 談話は冒頭で、金日成主席は朝鮮の創建者であり、社会主義朝鮮の始祖であり永遠なる国家主席であると指摘し、主席が祖国と人民のために築き上げた不滅の業績は朝鮮と革命の万年礎石であり、社会主義強盛大国建設とチュチェ革命偉業の継承、完成のための確固たる土台になると強調した。 1の体系では、朝鮮創建の60年史は、偉大な首領、偉大な党の導きの下で革命の暴風をかきわけ朝鮮の独立と栄誉を守り富強繁栄する社会主義朝鮮を建設した偉大な闘争と勝利の歴史、偉大な創造と変革の歴史だと指摘した。 そして、朝鮮は建国の基礎築成と国家建設の草創期から社会主義強盛大国を建設するこんにちに至るまでの全期間、帝国主義侵略勢力との尖鋭な対決の中で例に見ない難関と試練をかきわけ勝利と栄光の道を前進してきたと強調した。さらに、朝鮮は反帝自主偉業、社会主義偉業遂行の新たな道を開拓し、この道で歴史の奇跡を創造し不滅の偉大な業績と高貴な経験を積んだと述べ、だからこそ朝鮮の60年史が輝き、こんにち自主の城塞、社会主義の堡塁としてその権威と威容を誇っていると強調した。 また、90年代に情勢が急変し、難関と試練に直面したが、朝鮮労働党はこの情勢に対処し先軍の旗印を高く掲げ政治軍事的威力によって帝国主義者と反動の反朝鮮、反社会主義策動を粉砕し、国と民族の自主権と社会主義を守ったと主張した。 2の体系では、朝鮮は主席が創始したチュチェ思想を指導思想にして、党の指導の下でチュチェ思想を国家建設と国家活動に全面的に具現し、不敗の威力をもったチュチェの社会主義強国として立ちあがったと指摘した。 そして、朝鮮は人民大衆を国家と社会の主人公とし、人民大衆のために服務する真の人民の国、人民大衆中心の社会主義国家だと強調した。 また、朝鮮は国家建設と国家活動において主体性を堅持し、民族性を積極的に生かしている自主的な社会主義国家であり、チュチェ思想の旗印のもとに強化、発展した階級的原則、革命的原則を徹底的に具現した人民大衆中心の社会主義国家であると同時に、主体性と民族性の強い自主、自立、自衛の社会主義国家として全民族の真の祖国として誇っていると指摘した。 さらに、朝鮮は先軍の威容を誇る不敗の社会主義強国であり、先軍政治はチュチェ思想に根ざし、チュチェの革命原理と戦略戦術、チュチェの領導方式と領導芸術を全面的に具現し集大成していることによって朝鮮革命の百戦百勝の旗印に、革命と建設の万能の宝剣になっていると強調した。 そのうえで、先軍政治に基づく祖国統一政策と民族共同の努力によって6.15共同宣言と10.4宣言が採択、発表され祖国統一の転換的局面が開かれたと指摘。先軍政治と自主的な対外政策によって国際舞台での朝鮮の権威と影響力はかつてなく高まり対外関係が急速に拡大、発展したと強調した。 3の体系では、先軍革命総進軍を力強く進め社会主義強盛大国を建てて主席の偉業、チュチェの社会主義偉業遂行において決定的な勝利を遂げなければならないと指摘した。 そして、祖国統一は民族至上の切迫した課題であり、北南、海外の全民族が民族自主の原則で民族団結を遂げ、反統一勢力のあらゆる策動を粉砕しわが民族同士、互いに力を合わせ祖国統一偉業を実現しなければならないと指摘した。 さらに、自主性を志向するすべての国、すべての進歩的人民との親善団結を強化し、帝国主義侵略勢力の戦争策動と支配主義的策動を粉砕し、平和を守り、世界の自主化を実現するために積極的に闘争しなければならないと強調した。 [朝鮮新報 2008.10.17] |