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「同族対決追及なら北南関係全面遮断も辞さない」 労働新聞評論員の記事

 労働新聞16日付は、「愚かな妄想を追い求める者とは最後まで決着をつける」と題する評論員の記事を掲載し、李明博政権が「われわれの尊厳を毀損し、無分別な反北対決の道に引き続き進むなら、われわれはやむをえず北南関係の全面遮断を含む重大決断を下さざるをえなくなる」と強調した。

 記事は、李明博政権が6.15共同宣言と10.4宣言を踏みにじり、南朝鮮をかつての独裁時代に逆戻りさせて対決と戦争を追求していることに言及し、「われわれと対決しようという考えしかないことがいっそう明らかになった」と指摘した。

 そして、李明博政権が内外世論に屈して表向きに「宣言尊重」を唱えていることについて「単に非難をかわすための狡猾な術策に過ぎない」と一蹴。「李明博政権の無分別な反北対決騒動によって北南当局間の対話がすべて断絶されたのはもちろん、北南関係が凍結と悪化をとおりこして一触即発の状態に直面している」と指摘した。

 さらに、李明博政権が「われわれの最高尊厳を中傷することは、われわれの体制に対する正面からの挑戦であり公然たる宣戦布告」だとしながら、「李明博政権の反北謀略騒動を決して眺めてばかりいないし、われわれの尊厳であり生命である体制をむやみに傷つける者に対しては容赦なく懲罰するだろう」と強調した。

 そのうえで、李明博大統領に対して「しっかり目を覚ますべきであり、今のように米国と極右保守分子の操り人形になって無礼に振る舞えば、恥ずべき結末を迎えた先の独裁者たちの悲惨な轍を踏むことになる」と警告した。

 労働新聞が李明博政権の政策路線に対する立場を明らかにする評論員の記事を発表したのは、4月1日、5月30日に続き3度目。国内では今回の記事が民主朝鮮をはじめとする主要紙に掲載され、ラジオなどを通じて繰り返し報道された。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2008.10.20]