朝鮮赤十字会 保守人物の総裁登用を非難 |
朝鮮赤十字会中央委員会のスポークスマンは16日、談話を発表し、李明博政権が柳宗夏氏を赤十字社総裁に登用したことについて「民族の和解と団結を願う全同胞の志向と人道主義、中立を標ぼうする赤十字の根本精神に背く許し難い反民族的かつ反統一的な罪悪」だと非難した。 談話は、柳新総裁について「罪悪でつづられた『文民政権』時代に国連駐在大使と外務部長官を務めて反北対決騒動の先頭に立ち、こんにちは親米保守政権と結託して反民族的な対北政策の作成に積極的に加担し、同族間の対決をあおる言動に明け暮れている極右保守分子」だと酷評した。 そのうえで、「李明博逆徒は、同族に対する不信と敵対意識が体質化した極右保守分子らを人道主義事業分野に引き入れることにより、6.15共同宣言と10.4宣言の履行に逆らい、ひたすら反北・反統一対決政策だけを追求するという下心を改めてはっきりさらけ出した」と指摘した。 談話は、「南朝鮮で李明博一味の反北対決策動の手先が赤十字社の要職に就いている限り、北南間に赤十字事業など期待できないし、人道問題と関連したいかなる論議もできない」と強調した。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2008.10.20] |