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800点の朝鮮服出品 平壌で展示会開催

 第6回全国朝鮮服展示会(主催=朝鮮服協会)が4〜7日、平壌で行われた。朝鮮各地から30余りの被服製作単位が参加し、800点余りの朝鮮服が出品された。

 今回のテーマは「ウリ式(朝鮮式)の着こなし」。展示会期間、テーマに沿った服の展示とモデル出演が行われた。

 作品審査を行った平壌美術大学衣装美術講座のリ・ユミ講座長は、「時代的美感にマッチする朝鮮服を人民の嗜好と民族的伝統が生きるように発展させなければならない」と話す。

 「派手な装飾は朝鮮服の美しさを生かせない。直線と曲線の調和がとれた朝鮮服の伝統的なラインを生かし、明るくソフトな色使いと簡素でありながらも鮮明な模様が芸術的にうまく配合されるとき、朝鮮服特有の美しさが生きてくる」(リ講座長)

 今回、軽工業省被服研究所、平壌市大同江区域総合洋服店傘下の朝鮮服店から出品された朝鮮服が高評価を受けた。展示会では小さな花模様がバランスよく描かれた朝鮮服が注目を集めた。

 展示会は03年に開催されて以来、回を重ねるごとに出品者の伝統被服製作技術を向上させる場になっている。今展示会に出品された朝鮮服も、刺繍、手描き、プリント、セットン(朝鮮式のカラフルなストライプ)などの装飾的効果が従来に比べて多様で、朝鮮服の固有なラインを生かすうえで多くの前進があったという。

 期間中、参加者を対象に着こなし方やデザインに関する講習も行われた。

 展示会に参加した朝鮮民芸連合商社民族衣装制作団のチュ・キョンシムさんは「展示会で高評価を受けた朝鮮服の製作技法を積極的に取り入れていきたい」と感想を述べた。【平壌支局】

[朝鮮新報 2008.11.14]