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平壌で討論会 民主労働党一行が訪北

「6.15、10.4の支持、履行を決議」

 姜基甲代表を団長とする南側の民主労働党代表団が15〜19日の5日間、北側の朝鮮社会民主党の招きにより平壌を訪問した。訪問期間、両党は共同討論会を開催し「6.15共同宣言と10.4宣言を民族共同の祖国統一の里程標に定め、情勢の変化に揺らぐことなく最後まで支持し誠実に履行していくことを決議」(共同決議文)した。朝鮮社会民主党中央委員会の金永大委員長は16日、万寿台議事堂で代表団と会見した

 6.15共同宣言と10.4宣言履行に向けた政党の役割をテーマにした共同討論会が18日、羊角島ホテルで催された。

 北側から金永大委員長と関係者ら、南側から民主労働党代表団が参加した。

 討論会で採択された共同決議文によると、参加者らは、祖国の自主統一を実現するうえでわが民族が掲げる旗印が6.15共同宣言と10.4宣言であることを強調した。

 共同決議文は▼6.15共同宣言と10.4宣言の基本精神である「わが民族同士」の精神に従って統一問題を自主的に解決し、民族共同の利益実現を重視し▼6.15共同宣言、10.4宣言は自主統一の里程標であり実践方針であることを確認し、その履行に向けてあらゆる努力を傾け▼両宣言を履行するための全民族的連帯を強化、発展させるために努力し▼北南関係を相互尊重と信頼の関係に転換し、自主統一と平和繁栄の新時代を開く上で双方の連帯と協力を引き続き行うことを明らかにした。

 共同決議文は、「両党は『わが民族同士』の精神に従って前進する民族の自主統一大行進を誰も止めることはできず、何によっても阻むことができないことを再度内外に示した」と今回の討論会の意義を強調した。

 民主労働党代表団が北側を訪れるのは05、06年に続き3回目。姜基甲代表、郭貞淑議員、李永順自主平和統一委員長、朴昇洽報道官など20人で構成された。

 代表団は19日、訪北を終え、仁川で記者会見を行った。

 代表団は書面を通じて、北側の関係者が現状打開のための唯一の方策が李明博政権の政策転換だと強調した事実を伝えた。

 そして、「6.15共同宣言と10.4宣言を否定する対北敵視政策では、現在の危機を克服できないことを確認した。李政権は、敵視政策を一日も早く放棄し、6.15共同宣言と10.4宣言を尊重し履行する意思表示をすべきだ」と指摘した。

[朝鮮新報 2008.11.25]