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矯正器具規格化を論議 咸興で討論会

国際赤十字委関係者らも参加

 第1回全国矯正器具および技術実務討論会が10〜14日、咸興栄誉戦傷軍人矯正器具工場で行われ、各地の矯正器具生産および修理工場の関係者、保健省医療器具工業管理局と労働省社会保険局、朝鮮赤十字会の関係者らが参加した。またミャリアム・アボッド・フーゴン駐朝欧州同盟協力代表部障害者専門家、ジャンティアン・パベル駐朝国際赤十字委員会物理治療顧問も同席した。

 今回の討論会は、矯正器具を生産する工場、サービス機関の技術交流の強化と国の矯正器具サービス網を円滑に運営するために開催された。討論会では、矯正器具の生産および修理などのサービスのレベルで格差をなくし均衡的に発展させていくうえで提起される問題が討議された。

 朝鮮には現在、矯正器具生産基地として咸興と松林に栄誉戦傷軍人矯正器具工場がある。その他に楽浪栄誉戦傷軍人健康回復センターが運営されており、平壌市、咸鏡北道清津市、平安北道宣川郡に矯正器具の修理工場がある。

 咸興栄誉戦傷軍人矯正器具工場は欧州連合保健器具と、松林栄誉戦傷軍人矯正器具工場は赤十字国際委員会と協力関係を結んでいる。これによって各工場で独立した矯正器具生産が行われた結果、器具生産で規格の差が生じることがあった。しかし、2006年に新しい生産工程を導入して、生産品が従来の皮革製矯正器具から樹脂製の矯正器具へと移行するようになったのを契機に器具の規格化とサービスでの統一性を保証する問題が持ち上がった。今回の討論会で参加者らはその方法を模索するために活発な論議を行った。

 参加者らは期間中、咸興、松林の栄誉戦傷軍人矯正器具工場と楽浪栄誉戦傷軍人健康回復センターを見学した。【平壌支局】

[朝鮮新報 2008.11.26]