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国家負担で矯正器具交換 医療サービスも

 朝鮮では障がいを持ったすべての人が国家負担によって、矯正器具を定期的に取り替えることが義務付けられている。

 その矯正器具を製造しているのが咸興栄誉戦傷軍人矯正器具工場(咸鏡南道咸興市)だ。

 同工場のホ・ソンチョル支配人(38)は、従業員のほとんどが障がいをもっているとしながら、工場が世界標準の生産システムを整えその使命を果たしていると話す。

 工場には国内で障がいを持った全ての人のカルテが保管されている。国内では大人は2年に一回、子どもは半年ごとに矯正器具を新たに着用するよう義務付けられており、利用者が直接工場を訪れて各自矯正器具を持ち帰ることが原則になっている。

 しかし、動くことが困難な状態にあるなど工場を訪れることが難しい場合は、該当地区の人民委員会あてに矯正器具を送る措置を講じている。同工場では義足、義手、チョッキ、整形靴など数十余種の矯正器具を生産しているほか、障がい者のための医療サービスも行っている。

 工場には矯正器具を合わせるために訪れた障がい者が宿泊するためのゲストハウスが設けられており、製品完成までゲストハウスに滞在しながら各種の運動機材を利用したリハビリサービスが受けられる。【平壌支局】

[朝鮮新報 2008.11.26]