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三大高麗医学全書

 朝鮮民族は、医学分野においても貴重な遺産を創造した。

 15〜17世紀に編さんされた3大高麗医学全書と呼ばれる医書の「郷薬集成方」「医方類聚」「東医宝鑑」がそのうちの一つである。

 「郷薬集成方」は、15世紀初葉までの高麗医学の発展で収めた成果と民間治療の経験をまとめて1431年から全85巻が編さんされ、1433年に出版された。

 「医方類聚」は当時、国内外の150余りの各種の医書を参考にし、当時の大方の病気の症状と治療法を95に分類して詳しく紹介した。

 1610年に編さんされた「東医宝鑑」は全5編25巻からなり、人体の解剖生理と各種疾病の診察、予防と治療法が整然とした体系のもとに記されている。

 同書は、隣国に伝えられた後、再版されて広く普及された。その科学性と論理性により高麗医学を高い水準に引き上げただけでなく、世界の医学発展にも大きく寄与した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2008.11.26]