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朝鮮法律家学会が白書 保安法を速やかに撤廃すべき

 朝鮮法律家学会は11月30日、「南朝鮮の『国家保安法』は反民族、反統一でつづられたファッショ悪法」と題する白書を発表した。朝鮮法律家学会は白書の前文で、李明博政権がいつにも増して保安法にいっそう執着していることに関連して、罪悪に満ちた60年の歴史をもつ保安法の反民族的、反統一的な正体を暴露、断罪するとその趣旨を説明した。

 白書は、1948年12月1日、南朝鮮で公布、施行された保安法はこの60年間、米国の植民地統治と歴代の事大・売国政権の執権安保のための手段であって、民族の和解と団結、祖国統一を妨害する暗礁、南朝鮮社会の進歩を妨げる桎梏になってきたと指摘した。

 白書は、李明博政権が北南関係で「失われた10年」を取り戻し、「親北左派勢力を剔抉」するとし、情報院、警察庁などを総動員して南朝鮮の進歩勢力を保安法で弾圧していることに言及し、これは、現政権が保安法を振りかざして南朝鮮社会の民主化と民族の和解と団結、祖国統一を妨げたかつてのファッショ独裁時代を再現するということに他ならないと非難した。

 3つの体系で構成された白書は、1の体系で保安法の成立と改悪の経緯について述べ、2の体系で保安法の反民族的、反統一的な正体を明らかにした。3の体系では保安法の撤廃は全朝鮮人民と人類の要求であることについて述べ、李明博政権が6.15統一時代に逆行して保安法を引き続き振りかざす道に進めば、全世界からさらなる孤立と排撃を受けるだろうと警告した。

[朝鮮新報 2008.12.5]