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朝鮮国家安全保衛部代弁人談話 南情報機関が関与したテロ策動摘発

 朝鮮国家安全保衛部のスポークスマンは18日、談話を発表し、最近、南朝鮮情報機関から朝鮮の首脳部の安全に危害を加えよというテロ任務を受けて策動していた者を摘発、逮捕したことを明らかにした。

 談話は、逮捕した李某氏について、「今年初に法を犯して国境を越えて朝鮮の国境付近に潜入し、不純分子を糾合していた南朝鮮情報機関の黄某氏に取り込まれた」と明らかにした。そのうえで、南朝鮮の情報謀略機関は、李氏に一定の訓練を与えた後、再び朝鮮に潜入させて首脳部の現地視察コース、時期と関連した情報を収集するようにし、首脳部の移動を追跡するための音声・音響感知追跡装置と劇薬、毒薬まで持ち込んだと伝えた。

 談話は、李明博大統領が北南関係を破局へ導いたのは周知の事実だが、裏では北側を内部から瓦解、崩壊させようとする極悪な破壊・謀略策動が想像を絶する卑劣な手法で行われていると指摘した。

 そのうえで、最近だけでも、▼諜報謀略機関から朝鮮の核関連情報を内偵しようと主要軍需工業地帯の土と水、木の葉、ほこりなど環境試料を採集する任務を受けて策動していたスパイを摘発▼在中同胞女性をスパイとして取り込んで、私事旅行の機会に党、国家、軍事の機密資料を収集して主要部門の活動家を誘引、逃走させようとしていた陰謀を阻止▼宗教の仮面を被って不純敵対分子を組織的に糾合しようとした秘密「地下教会」結成の陰謀を摘発▼前科者と堕落分子を誘引、拉致したり、懐柔、逃走させてねつ造された「人権蹂躙資料」を生産する「工場」をつくろうとした謀略の企図が破たんしたことに言及した。

 談話は、「朝鮮人民の一心団結を不敗の力の源としている国家安全保衛機関の鋭い視線から逃れられる者はいない」と指摘し、「今年に入って急増した反朝鮮諜報・破壊・謀略策動が次々と摘発、粉砕された事実から、敵は教訓を得るべき」だと強調した。

 また、「自国の指導者と制度、人民を第一の生命として守る国家安全保衛機関には情け容赦がないということを、李明博逆徒と彼の諜報・テロ集団はしっかりと認識すべき」だと警告した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2008.12.22]