top_rogo.gif (16396 bytes)

東京で文益煥牧師の追悼会 遺族、在日同胞ら200人参列

 南朝鮮の民主化、統一運動の指導者である文益煥牧師の14回忌追悼会が1月26日、東京・飯田橋の在日韓国基督教会東京教会で行われた(写真)。

 追悼会は「シアレヒム」社と南朝鮮の社団法人「トンイルマジ(統一を迎える)文益煥牧師記念事業会」が主催した。故人の夫人である朴容吉女史をはじめとする遺族と縁故者、各界各層の在日同胞や南朝鮮、日本の関係者ら200余人が参列した。

 追悼会が南朝鮮以外で開かれるのは今回が初めて。

 追悼会では南朝鮮の民主化と民族統一のために献身した文益煥牧師の生前の活動を映した映像が流され、経歴が紹介された。

 「トンイルマジ」の張永達理事長(国会議員、大統合民主新党)、統一部の李在禎長官と民主化運動記念事業会の咸世雄理事長(両氏とも代読)、民族和解協力汎国民協議会の李昌馥常任議長が追悼の辞を読んだ。

 文益煥牧師と親交があった人びとは、文牧師の生前を偲びながら、故人の統一運動における業績を称えた。

 また、1989年、平壌を訪問し金日成主席と会見するなど民族統一に人生を捧げた文益煥牧師の遺志は6.15共同宣言と10.4宣言に受け継がれていると強調し、故人が果たせなかった夢の実現に向けて、北南間の和解と協力の推進と統一の実現のために力を尽くしていこうと訴えた。

 追悼会では、南朝鮮の国立オペラ団の鄭銀淑団長による弔歌や、ピアニストの崔善愛さん、チェリストの三宅進さんらによる追悼演奏も行われた。

 また、朴容吉女史、3男の文盛瑾氏ら遺族が壇上に上がり、追悼会の主催者と参列者に謝辞を述べた。

 追悼会終了後には、参列者らによる交流会がアルカディア市ヶ谷で行われた。(相)

[朝鮮新報 2008.2.15]