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〈論調〉 代理侵略戦争に執着する米

 米国が力で反帝・自主勢力を制圧し、世界に対する支配と統制実現に向けた覇権主義的な侵略と戦争戦略遂行のために代理侵略に執着している。

 米国は代理侵略戦略を通じて同盟国と追従国、かいらいに対する支配と統制を強化して世界の主要資源地帯と軍事的要衝地帯を掌握、確保し、代理人を通じて他国に対する支配と隷属を実現し、「対テロ戦」に彼らを突撃隊として駆り出そうとしている。

 また、アジアではアジア人同士で、欧州では欧州人同士で、中東では中東人同士で、アフリカではアフリカ人同士で、ラテンアメリカではラテンアメリカ人同士で争わせようと企んでいる。

 こんにち米国が代理人を通じた侵略戦略にさらなる力を入れているのは、世界の力関係の変化と自国が直面している史上もっとも深刻な危機に起因する。このような状況で米国はできるだけ同盟国と追従国、かいらいを押し立てて代理侵略を強化しようとしている。

 米国の代理侵略策動に強硬に立ち向かうべきである。

 とくに、「対テロ戦協力」を口実にインド洋地域などに入り込んでいる日本の海外侵略策動と「反テロ」の名目で強化されつつあるイスラエルの反パレスチナ軍事攻撃作戦を阻止すべきである。世界各国の人びとが自主の道へ進み、米国に追従しなければ米国は孤立し、代理侵略戦略も通じなくなるだろう。(15日付労働新聞論説)

[朝鮮新報 2008.2.20]