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〈論調〉 米軍撤退の勇断下せ

 新年に入り、米軍上層部で南朝鮮占領米軍の永久駐屯をめぐって「支持」がいっそう表面化しているのは、朝鮮半島平和保障の側面から見る時、看過できない事態の発展である。

 このほど、太平洋地域米軍司令官は、2012年4月、米軍が南朝鮮軍に「戦時作戦統制権」を移譲した後も南朝鮮に引き続き駐屯する、「重要なのは在韓米軍の兵力数ではなく、米軍が持っている軍事的抑止力」であると言い、南朝鮮占領米軍司令官は「米軍は韓国に永久駐屯することを積極的に支持している」という妄言を吐いた。

 南朝鮮占領米軍は、朝鮮半島と東北アジア地域での緊張激化と戦争の根源であり、北南関係発展を阻んでいる主な障害物である。

 朝鮮半島の核問題もやはり、南朝鮮占領米軍の核脅威から生じたものである。

 米国は、南朝鮮占領米軍を「抑止力」「平和勢力」に変身させようとしているが、それは破廉恥な欺まん行為である。

 現在、南朝鮮占領米軍は「作戦計画5027−04」「作戦計画5030」など、さまざまな状況に応じた北侵核先制攻撃計画と戦争シナリオを作成し、それに基づいて新たな戦争挑発策動にいっそう拍車をかけている。

 米国が心から朝鮮半島での平和と安定を願うなら、早急に平和意志の試金石とも言える南朝鮮占領米軍撤退の勇断を下すべきである。(朝鮮中央通信15日発)

[朝鮮新報 2008.2.22]