top_rogo.gif (16396 bytes)

北京で朝米接触 核申告など10.3合意履行を協議

 6者会談の朝鮮側団長である金桂官外務次官と米国側首席代表のクリストファー・ヒル国務次官補が19日、北京市内の駐中朝鮮大使館で2国間接触を行った。

 現地報道によると、朝米双方は核計画の申告を含む10.3合意の履行問題、6者会談の再開などについて話し合った。

 朝米双方の団長が顔を合わせるのは、昨年12月のヒル次官補の訪朝時以降初めて。

 会談後、ヒル次官補は記者団に対し今回の協議について説明した。

 ヒル次官補は「金桂官次官と実質的な良い意見交換ができた」とし、「核施設の無力化作業を早く終わらせ、第3段階の核廃棄プロセスに進まなければならない」と述べた。また朝鮮側が、合意履行が遅れている現状ついて「手詰まり状態とは表現しなかった」と明らかにした。

 一方、核申告問題に関して朝米双方は「申告の全ての要素」について意見交換したという。「朝鮮側が『完全で正確な申告』を行えば米国側も義務を履行する準備ができている」というヒル次官補の説明に対して、金次官は「朝鮮側も突破口を開くために努力する準備ができている」と応じた。

 昨年9月の第6回6者会談第2ラウンドで10.3合意が採択されたが、合意履行期限である昨年末を過ぎてから6者会談はこう着状態にある。今回の朝米接触で局面打開に向けた進展が生まれたのかに関心が集まっている。

[朝鮮新報 2008.2.25]