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〈論調〉 イスラエルこそ危険な反動勢力

 最近、日本を訪問したイスラエル首相が記者会見で、自らの敵対国であるイラン、シリアなどの国と緊密な関係をもつ北朝鮮が「核拡散問題で危険」であるので、それを防止するための努力に日本が積極的に連帯すべきであると言い放った。要するに、イスラエルと日本が協力してわが国に圧力攻勢を加えるべきであるということである。

 彼が朝鮮に対してみだりに「危険国家」と言いがかりをつけてあれこれ言うのは、盗人猛々しいことである。われわれの何を知ってそのような妄言を吐くのだろうか。

 イスラエルと言えば、中東地域で侵略と破壊、殺人などの悪事を働くもっとも危険な反動勢力である。イスラエルこそ中東地域の「癌」である。このような者らが、他国にあえて言いがかりをつけて圧力攻勢を加えるべきだとたわ言を吐くのは、鉄面皮な者ならではである。

 シオニストの巨頭が、犯罪的な反パレスチナ侵略行為やアラブ領土占領政策などで自らに注がれる世界の鋭い視線を他にそらそうとしているが、それは逆に自分の首を絞める愚かな行為である。(労働新聞9日付)

[朝鮮新報 2008.3.14]