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〈論調〉 軍事演習は対話に対する挑戦

 既報のように、米国と南朝鮮好戦勢力は内外の反対、糾弾にもかかわらず、さる2日から7日まで大規模北侵戦争演習であるキー・リゾルブ、フォールイーグル合同軍事演習を行った。

 合同軍事演習は、朝鮮半島に新たな軍事的緊張状態をもたらし、平和と統一を由々しく脅かす極めて挑発的で冒険的な戦争演習である。

 膨大な兵力と核攻撃手段を陸海空に展開し、われわれに対する先制攻撃を想定して行った今回の合同軍事演習は、すでに作成された危険な核先制攻撃的な北侵戦争シナリオの実行能力を検討し、完成させるための実戦訓練だった。

 米国は、朝米が対話のプロセスにあり朝鮮半島非核化が推進されている時に、われわれに反対する核戦争演習を公然と行った。

 対話と戦争演習は決して両立しない。演習は核問題の平和的解決と朝鮮半島の平和実現に真っ向から反するものである。

 米国の強硬保守勢力が最近、「履行期限」だの何だのとわれわれに対する強硬かつ高圧的な妄言を吐いているのと時を同じくして、南朝鮮で挑発的な北侵合同軍事演習を行ったのは絶対に傍観することができない。

 諸般の事実は、米国と南朝鮮が念仏のように唱える「対話」や「平和」とは国際世論をミスリードして自らの北侵戦争策動を覆い隠し、われわれを武装解除させて軍事的に圧殺するための煙幕にすぎないということを立証している。

 合同軍事演習は朝鮮半島の非核化プロセスを困難にし、北南関係の発展にも大きな障害をつくる結果しかもたらさないであろう。(労働新聞10日付論評)

[朝鮮新報 2008.3.14]