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金永南委員長のナミビア訪問に関する共同コミュニケ(要旨)

 最高人民会議常任委員会の金永南委員長のナミビア公式親善訪問に関する共同コミュニケが23日、ナミビアの首都、ウィントフークで発表された。要旨は次のとおり。



ナミビアの首都、ウィントフークにある英雄陵に献花する金永南委員長(22日) [朝鮮中央通信=朝鮮通信]

 1、朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会の金永南委員長がナミビア共和国のヒフィケプニェ・ポハンバ大統領の招請により、2008年3月20日から23日までナミビアを公式親善訪問した。

 2、訪問期間、金永南委員長はポハンバ大統領と会談し、ナミビアのサム・ヌジョマ初代大統領と会見した。

 委員長と一行は、ナミビア独立18周年慶祝行事と朝鮮万寿台海外開発グループの協力で建設された大統領宮殿竣工式に出席し、英雄陵に献花した。

 3、あたたかく真しな雰囲気のなかで行われた会談と談話で双方は、それぞれ自国の情勢を通報し、朝鮮とナミビア間の伝統的な親善・協力関係を各分野にわたっていっそう拡大、発展させていくことと、その他共通の関心事である地域・国際問題について幅広い意見を交換し、討議された多くの問題で重要な合意を遂げた。

 4、双方は、金日成主席がヌジョマ初代大統領とともに築き、断ち切ることのできないきずなでつながっている両国関係が新世紀にも両国の指導者たちと人民の深い関心と共同の努力によって引き続き強化、発展していることに満足の意を表した。

 5、朝鮮側は、独立18周年を迎えるナミビア政府と人民が国の進歩と繁栄をめざす活動で多大な成果を収めていることを祝賀し、ナミビアが国連と非同盟運動、アフリカ連合(AU)をはじめとする国際舞台で肯定的な役割を果たしていることを高く評価した。

 とくに、ポハンバ大統領と南西アフリカ人民機構(SWAPO)の正しい指導のもとに国の政治的独立を強化し、社会的・経済的発展を遂げる活動でさらなる成果を収めるよう心から願った。

 6、ナミビア側は、金正日総書記の卓越した先軍指導のもとに朝鮮人民が強盛大国建設と祖国統一偉業、対外関係分野で多くの成果を収めていることを祝賀した。

 とくに、2007年10月、平壌で行われた歴史的な北南首脳対面と10.4宣言を支持、歓迎し、民族の団結した力で祖国の自主的統一を遂げるための朝鮮人民の努力で成果が収められるよう心から願い、朝鮮が朝鮮半島と東北アジア地域の平和と安全を守るために重要な寄与をしていることを高く評価した。

 7、双方は、交流を活性化し、可能性と潜在力を十分に発揮して政治、経済、文化をはじめ各分野で互恵的な協力をいっそう拡大、強化していく必要性と念願について強調した。

 こうした見地から、双方は訪問期間、両国政府間の保健医療・伝統医学分野における協力に関する協定、外務省間の外交協議に関する覚書を締結し、今後、他の分野において新たな協力対象をもたらす活動を積極的に推し進めていくことにした。

 8、地域・国際問題と関連して双方は、アフリカで紛争を終息させ、地域諸国との団結と共同の繁栄を遂げるためのAUの努力を高く評価し、国連改革、人権など一連の問題において理解を同じくし、様々な国際舞台で相互の支持と連帯をいっそう強化していくことにした。

 9、双方は、金永南委員長のナミビア公式親善訪問が円満な成果を収めたことを一様に評価し、今回の訪問が両国人民間の親善の情をさらに厚くし、双務関係の発展を新たに推し進めるうえで重要な契機になるものとの確信を表明した。

 10、金永南委員長は訪問期間、ポハンバ大統領とナミビア政府と人民があたたかく歓待してくれたことに心からの謝意を表し、大統領が都合の良い時期に朝鮮を訪問することを招請した。

 招請は快く受諾され、具体的な訪問日程は外交ルートを通じて確定することにした。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2008.3.28]