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日本の制裁騒動に怒りの声 「祖国との絆は断ち切れない」

 【平壌発=鄭尚丘記者】「なぜ自由に会うことができないのか」「在日同胞の祖国往来は最も基本的な人道問題だ」

 6カ月ずつ延長されてきた日本の「対北朝鮮制裁」をまたも延長させようという動きが伝えられる中、平壌では総連と在日同胞に対する弾圧と人権じゅうりん行為を続けている日本当局に憤激の声が上がっている。

 平壌市民はテレビや新聞報道を通じて、在日同胞を狙った日本当局の弾圧騒動、これに反対する同胞らのたたかいを見聞きしている。さる2月、京都府商工会に対する弾圧を糾弾して京都で行われた大会とデモの様子もテレビで放映された。

 「在日同胞は植民地時代に連行されていった人びととその子孫だ。今日まで引き続き弾圧を受けて生きなければならないとは、絶対に許すことができない」(平壌市人民委員会養老院のハン・ポビさん、86)。生徒らも、「実習に来た朝鮮大学校のお兄さんやお姉さんたちと再び会う約束をした。自国を訪問することをなぜ妨げるのか」(康磐石第1中学校5年生のソン・ヒョソン、キム・チュヒャンさん)と話す。

 日本当局の制裁措置によって「万景峰92」号の運航が遮断されたことで、祖国を訪問する在日同胞は第三国を経由する飛行機便を利用しなければならない。

 「往来や書信のような基本的な人権問題を政治的目的のために蹂りんするのは、醜悪で幼稚な行為」だと朝鮮赤十字会のパク・リョンミさんは憤る。パクさんは「万景峰92」号の往来は人道主義の立場から提起され執行されてきた事業だと強調しながら、総連の施設などに対する強制捜索によって暴露された警察の暴力は、重大な人権蹂りんだと話した。

 市民らは人権と尊厳を守る在日同胞のたたかいに連帯の意を示している。

 康磐石第1中学校の生徒らは、「私たちも日本に駆けつけて、在日同胞のみなさんと声を合わせて、ともにたたかいたい。朝鮮大学校の先生たちとまた会えることを信じている」と力強く話していた。

[朝鮮新報 2008.4.4]