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〈論調〉 「北核放棄優先論」は対決宣言、戦争宣言

 南朝鮮当局が朝鮮半島の核問題をもってわれわれに挑戦し、北南関係を破局へと導いている。

 「非核、開放、3000」なるものを「対北政策」として掲げ、「北核放棄優先論」を打ち出した李明博は「核を背負って統一へ進むことはできないし、南北関係も難しい」とせん越なことを言った。

 李明博一味の妄言は、われわれに対する露骨な対決宣言、戦争宣言である。

 李明博一味が朝鮮半島の非核化に関心があるなら、まず自分の地に展開されている米国のおびただしい核兵器を撤収させる勇断から下すべきである。

 朝鮮半島の核問題解決の先決条件はそれに必要な環境づくりである。米国の政策も変わるべきであり、核をはじめわれわれの安全と自主権を脅かす政治的・軍事的な諸般の条件も整備されなければならない。

 しかし、李明博一味は米国と結託してわれわれに反対する危険な核戦争演習を行うことによって執権の幕を上げたし、わが朝鮮に対する国際的な軍事的封鎖を狙う「大量破壊兵器拡散防止構想」と「ミサイル防衛システム」への加担を画策している。

 同族を甚だしく刺激するこのような行為は、彼らがすでにわれわれと対決する段取りを整えており、朝鮮半島の非核化を望んでいないということを実証している。(労働新聞7日付論評)

[朝鮮新報 2008.4.11]