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東京でチュチェ思想全国フォーラム 世界の自主と平和、日朝国交樹立を

 「世界の自主と平和、日朝国交樹立のためのチュチェ思想全国フォーラム」(主催=同実行委員会、後援=チュチェ思想国際研究所)が5日、東京都豊島区のサンシャイン文化会館で行われた(写真)。日本各地で活動する日本の人士らと総連の関係者、アフリカチュチェ思想研究委員会のオクターブ・カミュジク書記長が参加した。

 井上周八・チュチェ思想国際研究所名誉理事長の主催者あいさつに続き、総連中央の南昇祐副議長が来ひんのあいさつを行った。

 南副議長は、一時的な困難はあるとしても、チュチェ思想の正当性、生活力、生命力は必ず立証されると確信していると述べ、連帯の意を表明した。

 佐久川政一・チュチェ思想研究会全国連絡会会長が基調報告を行った。

 佐久川会長は、「これまで朝鮮が堅持してきた自主、自立、自衛の政策はいま世界で支持され、新しい時代の潮流となっている」「超大国に堂々と対峙し、自国の運命を切り開いている朝鮮の姿は、自主性を確固と擁護してたたかうことによってのみ、平和と繁栄が実現されることを実証している」と述べながら、「わたしたちには、朝鮮人民と呼吸をひとつにして日本を自主化するために努力していくことが求められている」と指摘した。

 また、日朝国交正常化は両国人民の切実な願いであり、一日も遅らせることのできない切迫した課題だとしながら、「歴史的な日朝国交樹立の扉を広く、力強く切り開いていこう」と呼びかけた。

 続いて講演があり、オクターブ・カミュジク書記長が「コンゴにおけるチュチェ思想の研究と普及」、武者小路公秀・アジア太平洋研究センター所長が「世界の流れを読む−自主・平和に向けて」、小笠原美都子・日朝音楽芸術交流会会長が「金日成主席にお会いして」というタイトルでそれぞれ発言した。また、7人のパネリストらがチュチェ思想、日朝関係などをテーマに発言した。

 同フォーラムではアピールが採択された。

 アピールは、日本政府に対して▼対朝鮮「制裁」措置を再延長しないこと▼国交正常化交渉を早期に再開すること▼日朝間の文化・芸術・学術交流と議員交流を容認、推進することを強く求めた。(姜)

[朝鮮新報 2008.4.11]