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〈論調〉 「先制攻撃」暴言の否認は許されない

 南朝鮮当局の反北対決策動と関連したわが方の原則的立場が発表された後、保守執権勢力が世論の集中砲火を浴びている。

 このような事態に直面し、どうすればよいのかわからずに、活路を模索した保守執権勢力が「奇抜な着想」をした。「国会人事聴聞会」の会議録に南朝鮮軍合同参謀本部議長の金泰栄の「先制攻撃」暴言が記録されなかったのである。これを口実に彼らは「『先制攻撃』という用語を使ってもいないのに、何の発言を取り消せというのかわからない」だの、「北が勝手に解釈して問題視している」だの、「恣意的な誹謗と緊張醸成行為を即刻中断」せよだの何のと騒ぎ立てている。

 問題は、金泰栄の「先制攻撃」暴言が現執権者の意思を反映したものであるというところにある。

 李明博一味はこのことを銘記し、今からでも宣戦布告同然の「先制攻撃」暴言を取り消して謝罪し、人々が納得できる措置を講じるべきである。彼らが「先制攻撃」暴言を否認し、朝鮮半島に生じた重大な事態の責任をわれわれに転嫁しながら北南対決の道をひた走るなら、それから招かれる全ての結果に対する責任を負って民族の厳しい裁きを受けることになるだろう。

 朝鮮半島に生じた事態が解決されるか、もしくはさらに悪化するかは全面的に南朝鮮当局にかかっている。(民主朝鮮8日付論評)

[朝鮮新報 2008.4.18]