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朝鮮代表、国連軍縮委で演説 対話と交渉で核問題解決を

 8日、国連軍縮委員会の年例会議で演説した朝鮮代表は、「対話と交渉を通じた核問題の平和的解決は朝鮮政府の一貫した立場であり最終目標は朝鮮半島の非核化を実現すること」だと強調した。

 代表は、最近朝鮮半島に内外の反朝鮮、反統一勢力の無謀な策動により緊張した情勢が醸成されていることについて言及し、このような行為は和解と協力に向かっていた地域の肯定的な情勢を対決の局面に戻すものであり、非常に遺憾なことだと述べた。

 そして、朝鮮政府が核問題の平和的解決のために忍耐をもって努力を傾けてきた反面、米国が同時行動の原則に基づいて行うことになっている「テロ支援国」指定解除、「敵性国通商法」適用解除措置をとっていないことについて述べた。

 さらには、米国が朝鮮半島の非核化を心から願うならば、南朝鮮との合同軍事演習のような敵対行為で核問題解決に障害を醸成するのではなく、公約どおり対朝鮮敵視政策の放棄を行動で示すべきだと強調した。

 また、南朝鮮当局者に対しても外部勢力に追従しながら時代錯誤的な反北対決の道に進むのではなく、歴史的な6.15共同宣言と10.4宣言の要求どおりに正しくふるまうべきだと警告した。

 代表は、今回の会議が非核化された世界を切に願う人類の念願実現に貢献する契機になるべきだとしながら、核保有国とくに世界最大の核兵器保有国である米国が自国核兵器の完全な撤廃を目指す実質的な核軍縮措置を公約することで会議の目的達成に貢献するよう求めた。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2008.4.18]