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京都「にっこりネット」08年度総会 「制裁」、総連弾圧の中止を

朝鮮学校支援の拡大要請も

 東アジアの平和と朝鮮半島の自主的平和統一をめざす京都ヒューマンネット(「にっこりネット」)の2008年度総会が8日、ウイングス京都で開かれ、メンバーをはじめとした同胞、日本人ら約80人が参加した。

「民衆の力で政策転換を」 康宗憲氏が講演

 総会では韓国問題研究所の康宗憲代表が「韓国の政権交代と6者協議の展望」について記念講演を行った。

 康代表は、南朝鮮の李明博政権の外交、内政について批判的に分析し、その問題点を指摘した。

 とくに昨年10月の北南首脳による合意について、「前任者が交わした合意を無視するような発言が繰り返されている」と指摘。北を挑発し軍事的脅威を与えているとして、新政権の外交政策の稚拙さを厳しく批判した。

 また内政に関しては、企業の規制緩和、警察の検挙中心への転換、「国家保安法」の乱用などを挙げ、米国の新自由主義に追従するかのような政策を批判した。

 朝米関係については、「同時行動の原則」を確認し、「テロ支援国」リストからの削除は議会承認を必要とせず政府の決心一つで可能だとして、6者会談合意における米国の義務履行を求めた。

 最後に、「李政権、ブッシュ政権、福田政権に政策転換を迫るのがわれわれの役割」としながら、「にっこりネット」の取り組みを高く評価。「民衆の団結した力で政策転換を迫り、世界を変えていこう」と呼びかけた。

若い世代との連帯を

 「にっこりネット」は、2004年10月に行われた「平壌宣言2周年10.31京都のつどい」を機に、朝青、在日韓国青年同盟、「アジア共同行動・京都」など在日同胞と日本人の団体、個人の共同の取り組みとして、東アジアの平和と朝鮮の自主的平和統一、日朝国交正常化と日本の過去清算、在日朝鮮人の民族的諸権利と生活の擁護のため共に活動している。集会や学習会のほか、日本当局の朝鮮に対する「制裁」や京都朝鮮商工会への弾圧など在日朝鮮人に対する人権侵害に抗議する活動も行った。

 今回の総会では、これまでの活動と2008年度の取り組みについて報告があった。

 「にっこりネット」は今年度も、東アジアの平和と朝鮮半島の自主的平和統一、日朝国交正常化を求め活動するとともに、総連への政治弾圧と在日朝鮮人に対する人権侵害の中止を求める活動に取り組む。

 また、京都市長選で候補者らに朝鮮学校の扱いについて公開質問を行ったことなどを踏まえ、市の朝鮮学校に対する援助を拡大してくための取り組みも行う。

 集会では、総連京都の代表が朝鮮に対する日本政府の制裁に反対する呼びかけを行った。

 瀧川順朗共同代表(「アジア共同行動・京都」共同代表)は、「連帯の輪を広げていかなければならない。とくに若い人に関心をもってほしい」と強調しながら、京都朝鮮中高級学校の生徒たちがこの日の記念講演を傍聴したことを歓迎した。集会後、懇親会が行われ、メンバーらが交流を深め今後の検討を誓い合った。(泰)

[朝鮮新報 2008.4.21]