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崔泰福議長 IPUで演説 「朝鮮半島、常に緊張状態」

 南アフリカ共和国で14日に行われた列国議会同盟(IPU)第118回総会全体会議で演説した朝鮮最高人民会議代表団団長の崔泰福・最高人民会議議長は、半世紀以上米国と軍事的に対立している朝鮮において、平和な環境は豊かで文明的な生活の先決条件だと述べた。

 崔議長は、朝鮮を「悪の枢軸」、核先制攻撃の対象にして圧殺企図を露骨化してきた米国の敵視政策により朝鮮半島には常に緊張状態が醸成されており、ブッシュ政権は、朝米間の対話と交渉が行われ北南間に10.4宣言が採択されてからも南朝鮮の反統一勢力とともに今年3月、大規模な核戦争演習を行ったと指摘した。

 そして、米国が対朝鮮敵視政策を撤回し、平和的に共存しようとするならば米国と友邦になれることを公式的に繰り返し表明してきたと語った。

 崔議長は、半世紀にわたって亡国奴の運命を体験し国の自主権が命よりも貴いということを骨身で感じている朝鮮人民は自身の尊厳が侵害されることを決して許さないとしながら、力でわれわれを圧殺しようとする米国の企図が増大するほど自衛的国防力を強化しようとする朝鮮人民の意志もさらに強くなるだろうと強調した。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2008.4.25]