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「日朝友好兵庫県民の会」設立 各界、各地域を広く網羅

 「日朝友好兵庫県民の会」設立総会が17日、神戸市教育会館で行われた(写真)。

 「兵庫県民の会」は、日朝友好促進と早期国交正常化のための民間交流推進をはじめ、多文化共生を目指し県下日朝市民どうしの友好親善を深めることなどを目的としている。

 また、兵庫県内をはじめとする日朝の歴史・文化の歩みを知り、さまざまな講師を招いての講演会開催、朝鮮学校訪問、歴史・文化交流会、訪朝ツアー企画、会報発行など幅広く活動していく。

 代表役員に、貞松融氏(貞松・浜田バレエ団団長)、麻田光広氏(弁護士)、家正治氏(姫路獨協大学名誉教授)、橋元治氏(元サンテレビ取締役)ら各界人士が選ばれた。

 総会では「日韓分析」編集人の北川広和氏による記念講演「朝鮮半島をとりまく情勢について−朝鮮半島の非核・平和と日朝国交正常化の展望」が行われた。

 北川氏は「兵庫県民の会」結成は在日朝鮮人に勇気と希望を与え、県における日朝友好運動を力強く進める転換点になるだろうと述べ、「今日、設立総会に参加してとてもしっかりした会であること、スケールの大きさを実感した。日朝運動における再出発の拠点、各県における運動の手本となるだろう」と話していた。

 「兵庫県民の会」の杉田哲幹事長は、個々の日朝友好運動家、団体役員が手をつなぎ、各界、各地域を網羅していきたいと語った。

 また、来ひんあいさつをした総連兵庫県本部の盧武鉉委員長は、「朝・日の市民が互いに手を携え、ともにがんばっていこう」と呼びかけた。(東)

[朝鮮新報 2008.5.26]