〈論調〉 「定例安保協議会」共謀と結託の所産 |
米国と南朝鮮軍部はこれまで「定例安保協議会」を39回にわたって行い、南朝鮮駐屯米軍と南朝鮮軍の北侵戦争計画の作成と連合作戦体系の完成、合同軍事演習と武力増強のための謀議を重ねてそれを着々と現実のものにしてきた。 南朝鮮・米国「定例安保協議会」は、わが国に反対する内外好戦勢力の危険な共謀と結託の所産であり、南朝鮮に対する米国の軍事的占領と支配を強化し、国の平和と平和統一をめざす朝鮮民族のたたかいを妨害し、軍事的対決と緊張、戦争の危機を常に高めてきた犯罪的で侵略的な軍事協議機構である。 最近も、李明博大統領は米国行脚の際に「21世紀の戦略同盟」なるものを持ち出して米国の世界制覇、北侵野望の実現に積極的に協力する企図をさらけ出した。 また、ありもしない北の「脅威」を口実に「国際共助の強化」と米・日・南朝鮮の「関係緊密化」をけん伝し、危険極まりない「三角軍事同盟」構築策動にも血道をあげている。 外部勢力に追従し、それと結託して同族に反対する無謀な軍事的挑発行為に明け暮れる李明博一味の策動は、北南関係を破局へ追い込み、朝鮮半島の情勢をいっそう激化させている。 米国と南朝鮮好戦勢力らの犯罪的な北侵戦争謀議機構である南朝鮮・米国「定例安保協議会」は、自主統一時代、「わが民族同士」の時代にもはや存在する名分がなく、無条件撤廃されるべきである。(労働新聞5月28日付論評) [朝鮮新報 2008.6.6] |