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朝米 10.3合意の同時行動、核申告書提出 米「テロ支援国」解除通報

 朝鮮と米国が6者会談の10.3合意に基づいた同時行動措置を実施した。

 朝鮮は6月26日、6者会談議長国の中国に核計画申告書を提出した。同日午後、朝鮮の崔鎮洙駐中大使が、中国外交部を訪れ武大偉副部長に申告書を渡した。

 武大偉副部長はこの日の記者会見で、この間の外交接触を通じて「6者会談参加国が朝鮮半島の非核化目標を盛り込んだ2005年の9.19共同声明の内容を再確認した」と強調。6者の合意による朝米の行動措置について「全面的で均衡のとれた第2段階行動を実現するうえで助けとなり、9.19共同声明の目標を最終的に達成するのに役立つだろう」と述べた。

 一方、米国も10.3合意に基づく公約を実践した。

 同日、ブッシュ大統領は朝鮮を「テロ支援国」リストから削除することを米議会へ公式に通報した。

 ブッシュ大統領は、ホワイトハウスで行った記者会見で6者合意履行のための米国の政治的措置について述べた。

 会見でブッシュ大統領は、朝鮮に対する「敵性国通商法」の適用を終了させることも明らかにした。

 大統領の議会通告から45日後に朝鮮は米国の「テロ支援国」指定から解除されることになる。

 6者会談の10.3合意によると、「行動対行動」の原則にしたがって朝鮮は2007年末までに核施設を無力化して核計画に関する申告を行い、米国は朝鮮を「テロ支援国」リストから削除し「敵性国通商法」の適用を終了させる政治的措置を講じることになっている。また、朝鮮を除く5者は2.13合意に基づく重油100万トン相当の経済的補償を完了しなければならない。

 しかし、米国が「ウラン濃縮」「核拡散」疑惑を持ち出して朝鮮の核計画申告に障害を作り出したことによって合意履行は数カ月遅れることになった。しかし、今年に入り朝米双方は会談を通じて対立点を解消し同時行動措置をとることになった。

 朝鮮側はこれまで双方の公約を履行するうえで同時行動の原則を強調してきた。

冷却塔爆破

 一方、海外メディアの報道によると6月27日、寧辺にある5000キロワット原子炉の冷却塔が爆破され、その映像が世界各国で放送された。

 この現場を取材するため6者会談参加各国のメディアが訪朝した。

 朝鮮は10.3合意に基づき寧辺にある核施設を無力化する作業を進めてきた。

 今回の寧辺核施設の冷却塔の爆破は、6者会談合意の履行によって始まった朝鮮半島非核化のプロセスを世界に示すものだ。

[朝鮮新報 2008.6.30]